1『天気の子』とは?聖地の特徴
『天気の子』は2019年7月19日公開。離島から東京に家出してきた高校1年生・森嶋帆高が、祈ると天気を晴れにできる不思議な力を持つ少女・天野陽菜と出会い、運命に翻弄される物語です。RADWIMPSの主題歌「愛にできることはまだあるかい」も大ヒットしました。
聖地の特徴は、すべて実在する東京の風景であること。新宿・代々木・田端・高円寺・銀座など、山手線沿線を中心に点在しています。雨に煙る東京の街並みが舞台なので、雨の日に巡ると作品の世界観により浸れるのもポイントです。
① 代々木・新宿エリア — 代々木会館(跡地)、新宿歌舞伎町、新宿大ガード。物語の中心舞台。
② 田端エリア — 陽菜の家、帆高と陽菜が再会する線路沿い。
③ 高円寺・銀座 — 気象神社(お天気の神様)、朝日稲荷神社(屋上の鳥居のモデル)。
2代々木会館(解体済み)とその跡地
映画でもっとも重要な舞台のひとつ「代々木会館」は、映画公開直後の2019年8月1日に解体工事が始まり、2020年1月末に工事完了。現在その姿を見ることはできません。跡地のみ訪問可能です。
「PACHINKO」の看板があり、非常階段と屋上の神社が何度も登場した、作中もっとも象徴的な廃ビル。昭和の佇まいから「エンジェルビル」とも呼ばれていました。陽菜が祈りを捧げた屋上のシーンの舞台ですが、建物は現存しません。跡地は再開発されています。
※劇中では屋上に鳥居がありましたが、実際の代々木会館の屋上に神社はありませんでした。屋上の鳥居のモデルは別の場所(次項の朝日稲荷神社)です。
- 所在地
- 東京都渋谷区代々木1丁目(JR代々木駅付近)
- アクセス
- JR・都営大江戸線「代々木駅」徒歩約2分
- 現状
- 建物は解体済み。跡地のみ
3屋上の鳥居のモデル・銀座 朝日稲荷神社
陽菜が祈りを捧げた屋上の鳥居のモデルとされる神社。代々木会館の屋上に神社はなく、実はこのビルの屋上にある神社が「屋上部分」のモデルです。銀座のビル(大広朝日ビル/大幸旭ビル)の屋上に鎮座する珍しい都心の神社で、1階に入口があり、エレベーターで8階まで上がり、その先の非常階段で屋上へという構造。
- 所在地
- 東京都中央区銀座3丁目8-12
- アクセス
- 東京メトロ「東銀座駅」徒歩約2分
- 構造
- 1Fに入口、エレベーターで上層階へ、屋上に本殿
4田端エリア(陽菜の家・再会の場所)
陽菜と弟・凪が暮らす家があるエリアがJR田端駅周辺。クライマックスで帆高と陽菜が再会する重要なシーンの舞台でもあります。田端はJR東日本の首都圏本部や新幹線の車庫がある鉄道ファンにも人気のエリア。
陽菜の家へと続く坂道や、線路を見下ろす風景が劇中に登場。RADWIMPSの主題歌「愛にできることはまだあるかい」のMV撮影場所も田端周辺の線路沿いです。物語の終盤、帆高と陽菜が再会し「世界を変えた」場所として描かれました。
- 所在地
- 東京都北区東田端
- アクセス
- JR山手線・京浜東北線「田端駅」
- 備考
- 住宅街のため住民への配慮を最優先に
映画冒頭、陽菜が母のお見舞いをしていた病院のモデル。代々木会館の近くにあり、NTTドコモ代々木ビル(ドコモタワー)がよく見える場所です。実際の病院のため、外観を遠目に眺めるにとどめましょう。
- 所在地
- 東京都渋谷区代々木
- 注意
- 現役の病院。立ち入り・撮影は控える
5高円寺 気象神社(お天気の神様)
高円寺氷川神社の境内にある、日本で唯一の「お天気の神様」を祀る神社。『天気の子』の世界観そのものの聖地で、晴れを願う参拝者で連日賑わいます。下駄の形をした絵馬が名物(初穂料1,000円)。映画ファンだけでなく、気象予報士試験の受験生も訪れる人気スポットです。
- 所在地
- 東京都杉並区高円寺南4丁目44-19(高円寺氷川神社境内)
- アクセス
- JR中央線・総武線「高円寺駅」徒歩約2分
- 下駄絵馬
- 初穂料1,000円
- 社務所受付
- 9:00〜16:00頃(行事により臨時休止あり)
6新宿・歌舞伎町エリア
異常気象で雨が降り続く東京の「夜の街」として描かれた新宿・歌舞伎町。帆高が東京に来てさまよう序盤の重要な舞台です。
帆高が3日間通い、毎日スープしか頼めなかった彼に陽菜がハンバーガーを差し出す──2人の出会いの名場面の舞台。
- 所在地
- 東京都新宿区(西武新宿駅前)
- アクセス
- JR新宿駅・西武新宿駅周辺
新宿駅近くの巨大なガード(高架下)。終盤で帆高が陽菜を助けるため駆け抜けるシーンや、雨の新宿の象徴的な風景として登場します。
- 所在地
- 東京都新宿区(JR新宿駅北側)
- アクセス
- JR新宿駅から徒歩すぐ
帆高・陽菜・凪が「晴れ女ビジネス」を始めた日々のダイジェストシーンに登場する急坂。都内屈指の急勾配で、坂の上からは下が見通せないことが名前の由来。
- 所在地
- 東京都豊島区高田
- アクセス
- 東京メトロ「雑司が谷駅」徒歩約8分
71日モデルコース
🗓️ 山手線沿線・東京聖地1日コース
『天気の子』の聖地は山手線沿線に集中しているため、効率よく回れます。雨の日に巡ると作品の雰囲気がより楽しめます(足元には十分注意を)。
8聖地巡礼のマナー
🙏 訪れる前に必ず読んでください
- 代々木会館は既に解体済み。跡地は再開発エリアで、周辺住民・店舗利用者への配慮を忘れずに
- 田端は閑静な住宅街。陽菜の家エリアでの大声・長時間滞在・私有地撮影はNG。早朝・深夜の訪問は避ける
- JR東京総合病院は現役の病院。立ち入り・院内撮影は厳禁。外観を遠目に眺めるのみ
- 気象神社・朝日稲荷神社は現役の神社。参拝者への配慮を。下駄絵馬は丁寧に扱う
- 朝日稲荷神社はビル内。エレベーター・非常階段はビル利用者と共有。静かに、短時間で
- 歌舞伎町は夜になると雰囲気が一変。訪問は明るい時間帯がおすすめ
- のぞき坂は交通量のある実際の坂道。車・自転車に注意し、道路の真ん中での撮影は危険
- ゴミは必ず持ち帰り、ポイ捨ては絶対NG
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☀️ まとめ
『天気の子』の聖地巡礼は、山手線沿線を中心にした東京1日コースで主要スポットを巡れます。ただし、もっとも重要な舞台だった代々木会館は2020年に解体済みで、現在は跡地のみ。屋上の鳥居も実際は銀座の朝日稲荷神社がモデルという点は、訪れる前に知っておきたい事実です。
日本唯一のお天気の神様「気象神社」で晴れを祈り、雨に煙る東京の街を歩けば、帆高と陽菜の物語が現実の風景の中に蘇ります。住宅街や現役の施設も多いので、地元の方々への配慮を忘れずに巡礼を楽しんでください。
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